北島商店のメンチカツ
アテネ五輪で競泳男子100、200メートル平泳ぎで2冠に輝き、400メートルメドレーリレーでも銅メダルを獲得した北島康介(日体大、東京SC)の実家が経営する精肉店「北島商店」は北島選手の子供の頃からの好物として有名になった手作り「メンチカツ」を求めて週2回の限定販売日の水曜日と土曜日には長蛇の列ができるいま日本で一番の話題のお店になっている。創業53年の「北島商店」は手作り「メンチカツ」を30年位前に販売を中止していた。北島選手が昨年開催された世界選手権で平泳ぎ2冠を達成した後にテレビのインタービューで「好物は何か」と聞かれ「メンツカツ」と答えたことを見た北島選手のファンから「メンツカツ」が欲しいとの要望が「北島商店」に殺到して昨年に復活した。
アテネ五輪で北島選手が平泳ぎ2冠を達成した直後の土曜日の昼食前に手作り「メンツカツ」を買うため「北島商店」を訪ねたところ待ち時間が2時間以上と聞き、炎天下に小路で立ち並ぶことを諦めた。先週の土曜日の午後2時半頃に再び「北島商店」を訪ねたがお店の前の道灌山通りの両側にはお客さんの乗用車が駐車し、徐行して通る乗用車は窓を開けてカメラ付き携帯電話でお店の写真をパシャリ、都の定期路線バスまで徐行運転するのにはビックリした。駐在所のお巡りさんが自転車で通りながら「車を移動して下さい」と呼びかけていたが今回ばかりは頷けた。待つこと約1時間半、4時前に手作り「メンツカツ」6個をゲットした。「メンツカツサンド」は既に売れ切れだった。未だ200人位のお客さんが小路に並んで待っていたがお店の中では売れ切れのタイミングを計算し、買えないお客さんにどうしようかと相談していた。聞くところでは1日に4000個も売れるとか。
北島商店の手作り「メンツカツ」は昔懐かしいお肉屋さんの「メンチカツ」である。黄金(ゴールド)色に揚がった衣、ザックリした衣の中にはジューシーでやわらかなお肉がたっぷり、玉ねぎの程よい甘味とシャキシャキした食感、本当に美味しい逸品である。美味そうな香りの誘惑に負け、デジタルカメラで写真を撮る前に1個食べてしまった。残した2個を6時間後に食べたが冷たくなってもその美味しい味に変わりはなかった。
お店では手作り「メンツカツ」1個の値段が130円。一人当たり10個の限定販売となっている。また、なま「メンツカツ」は一人当たり2パックと「メンツカツサンド」は一人当たり1パック限定という表示が出ていた。国産黒毛和牛のすき焼き用、ステーキ、ロースハムやベーコンセットを贈答品として全国に販売している。
新聞やテレビの報道などによると手作り「メンチカツ」は銀座と日本橋のデパートでも売られているが、上野松坂屋は「当店が北島選手の実家に最も近いので、長く売り続けて地元の味として名物にしたい」と金メダリストにあやかり「商戦もカツ」と意気込んでいるようだ。
自慢できる物は都電荒川線くらいしかない地味(ジミ-)な「荒川区」を全国区に押し上げてくれた北島選手、実家の精肉店「北島商店」の手作り「メンツカツ」は北島選手のゴールドフィーバーによる一過性の名物として終わることなく「荒川区」の特産品として深く根付いて貰いたいと願う北島選手のファンと荒川区民は多いと思う。
北島康介選手については北島康介オフィシャルウェブサイト「Frog Town」をご覧ください。
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