7/01/2004

放置自転車

荒川区に住んで拾余年になる。未だに馴染めない下町のカルチャーの一つに歩道に放置された自転車と歩道を自転車で走る一部の人達の悪いマナーがある。自転車が歩道の真中を走り、ベルを鳴らされ放置された自転車を避けながら歩くときとか、暗いところで後ろから無灯火の自転車に突っ込まれる場合は本当に腹が立つ。日中でもゆっくり歩いている高齢者達の近くを自転車が通ると心配になる。特に火事や地震の大災害が発生したとき、放置された自転車は救援活動を妨げる重大な要因になると危惧される。また、放置自転車は荒川区の景観を損なう大変見苦しい光景である。区民約18万人の8割が自転車を所有し、年間1万4千台の放置された自転車が撤去され、その内9千台が廃棄されるというホットな問題でもある。何故なら、荒川区では放置自転車の撤去費用として過去10年間に28億円も支出しているからである。区役所はこの問題に対処するため自転車の整理員を出したり、乗り捨て自由のフリーサイクルを提供しているが全く焼け石に水である。月に1回の「ノー・サイクル・デー」や「もっと歩こう運動」のキャンペーンを始める時期に来ていると思うのは私だけではないでしょう。















放置自転車の問題については日テレの報道特捜プロジェクトでも取り上げられた。


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